こどもを想う、親の目線で。共に明日を目指す医療。
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2020/10/02
難治性血管腫・リンパ管腫(脈管腫瘍・脈管奇形)とは,カサバッハ・メリット現象を起こす血管腫(カポジ型血管内皮腫,房状血管腫)や,静脈奇形,青色ゴムまり様母斑症候群,リンパ管奇形,混合型脈管奇形,クリッペル・トレノネー・ウェバー症候群などを指し,それぞれの疾患は小児慢性特定疾病や指定難病にも認定されています.生まれた時から大きな血管腫やリンパ管腫が全身に発生するため,整容的な問題だけでなく,頚部・胸部病変は呼吸障害を起こしたり,四肢の運動障害,出血,感染などを繰り返し,時に命にも関わることもあります.手術や硬化療法,レーザーなどの従来の治療法で改善しないような難治例は,生涯に渡ってその症状に苦しむことになりますが,現時点では,保険適応のある有効な薬剤はありません.最近,血管新生や腫瘍増殖に関わるPI3K/Akt/mTOR経路の遺伝子異常がこれらの疾患の原因となっていることが判明し,注目されています.
シロリムス(ラパマイシン)はmTOR阻害剤の一つで,mTORを抑えることによって,これらの疾患の症状を改善し,腫瘍を縮小させる効果があることが国内外の研究で明らかとなってきました.シロリムスは海外で移植後の免疫抑制剤として使用されていましたが,本邦ではラパリムス錠(ノーベルファーマ株式会社が販売)がリンパ脈管筋腫症にのみ保険適応があります.本グループは,2017年に本剤を用いたリンパ管奇形に対する医師主導治験を実施し,非常に高い有効性を示しました.今回は,新たに開発した小児に使用可能な顆粒剤を追加し,リンパ管奇形だけでなく,他の血管腫・脈管奇形にも適応を拡大する目的で,岐阜大学,京都府立医科大学の他,九州大学,慶應義塾大学と共同で治験を実し,2020年中の症例登録を目指しています.
2020/08/29
京都第一赤十字病院小児外科 出口英一部長を会長として,第56回近畿地方会が開催されました.
2020/04/15
京都府立医科大学ラジオ番組『Kyoto medical talk』 放送局α-station(FM京都)SUNNYSIDE BALCONY内
放送日:令和2年4月14日(火)12:40~
小児外科 学内講師 文野誠久先生 出演
テーマ『「小児外科」って,どんな子どもたちを治療するの?』
以下のURLから音源を聴取できます(https://www.kpu-m.ac.jp/doc/newsletter/20210303/radio.html).
2019/09/14
2019年9月14日(土)に,第22回京都府立医科大学小児外科同門会総会を御所西平安ホテルで開催しました.
特別講演として,野宮神社宮司 懸野直樹さまにお越し頂き,「野宮神社と源氏物語」について,お話をいただきました.
ご参加の先生方,ありがとうございました.
2019/05/25
2019年5月23〜25日に久留米にて,第56回日本小児外科学会学術集会が開催され,医局からも多数の参加と発表を行いました.
そして,今回の学術集会を以て,教室の田尻達郎教授が,日本小児外科学会理事長に就任されました.田尻先生おめでとうございます.これからの2年間,日本の小児外科のためにますますご活躍されるのを,医局医員一同バックアップして参ります.
2019/05/13
すっかり恒例行事になった,九州大学,鹿児島大学との合同医局旅行が,2019/5/11〜12に鹿児島で開催され,教室からは研修医,学生を含めて10名が参加しました.今回は,金峰山登山で,いい汗をかき,また各大学との親睦を深めることができました.
みなさま,お疲れさまでした.また主管の鹿児島大学小児外科のみなさま,ほんとうにありがとうございました.
2019/04/24
2019/03/20
2019年3月20日,医局壮行会を開催しました.みなさま1年間おつかれさまでした.
異動される先生方も,ひきつづきいまの職場で勤務される先生方も,更なる自己研鑽と患者さんのためにがんばっていきましょう.
2018/12/10
2018/11/27
本日より,ホームページの写真更新およびスマホ・タブレット対応いたしました.